冬になると急激に増えるのが「坐骨神経痛」「寝違え」「ギックリ腰」。
まるで冬が“痛みの季節”のように感じる方も少なくありません。
実はこの３つには共通する原因があり、寒さが身体の深部に起こす変化が大きく関係しています。
■冬に身体のトラブルが増える3つの理由
①血流が低下し筋肉が硬くなる
寒さで血管が収縮し、筋肉への血流が落ちます。
血液は「栄養」「酸素」「老廃物の回収」を担うため、巡りが悪くなると筋肉がこわばり、痛みの原因となる“コリの芯”が形成されやすくなります。
②自律神経が乱れやすい
冷えは交感神経を優位にし、身体が常に緊張した状態に。
筋肉の緊張が長時間続くと、神経圧迫や痛みを引き起こしやすくなります。
③体の動きが急に悪くなる
寒い日は体が温まる前に急に動くことが多いため、筋肉が伸び縮みしにくい状態で負荷がかかります。
これが寝違えやギックリ腰の直接の引き金になります。
■坐骨神経痛と冬の関係
坐骨神経痛は、腰〜臀部〜脚にかけて走る“坐骨神経”が圧迫されることで発生します。
冬は血流の低下で筋肉が固まり、腰やお尻の深層（梨状筋や大腿方形筋など）が硬くなるため、神経が締め付けられやすくなります。
症状例
•お尻が痛い
•ふくらはぎがしびれる
•長く座れない
•朝起きたとき脚が重い
腰の深層のコリが原因となるケースが非常に多く、放置すると歩行に支障が出るほど悪化することもあります。
■寝違えと冬の関係
寝違えは「首が固まった筋肉に急な負荷がかかる」ことで起きる急性の筋膜炎症。
冬は寝ている間に首・肩が冷え、血流が低下し、筋肉が硬直した状態で寝返りをうつことで発生します。
こんな人は特に注意
•冬でもエアコンをつけっぱなし
•薄手の布団で寝ている
•スマホ時間が長く、首が硬い
朝起きた瞬間の痛みは、冷えによって筋肉が“ちぎれる寸前”まで固まっていたサインです。
■ギックリ腰と冬の関係
冬に最も多い急性症状。
冷えで硬くなった筋肉が軽い動作で損傷し、激痛となって襲います。
発生する瞬間の例
•くしゃみ
•顔を洗う姿勢
•朝布団から起きる動作
•荷物を取ろうと前屈した瞬間
炎症を起こすため、初期は“温めると悪化する”点も重要です。
■冬の3大トラブルには「深層のコリ」が共通している
坐骨神経痛
寝違え
ギックリ腰
これらはすべて “筋肉の深い部分に溜まったコリ” がベースに存在しています。
表面的なマッサージだけでは届かず、冬の冷えでさらに固まり、神経を圧迫しやすくなります。
■ルート治療で冬の痛みを根本から改善
当院のルート治療は、深層のコリのルートに鍼で直接アプローチ。
•冷えで固まった筋肉の解放
•神経の圧迫を解除
•血流改善
•再発しにくい身体づくり
これらを同時に行える治療です。
坐骨神経痛・寝違え・ギックリ腰のいずれも、効果が期待できる「根本治療」です。
■まとめ
冬の3大トラブル「坐骨神経痛・寝違え・ギックリ腰」は、寒さによる血流低下・筋肉の硬直・自律神経の乱れが重なることで起こりやすくなります。
冬に痛みやしびれが出るという方は、身体が「深層のコリを何とかしてほしい」というサインを出しています。
放置せず、早めに身体を整えて、冬でも快適に過ごせる体をつくりましょう。
