【寝違えは「冷え」が引き金?意外な関係性とは】

【寝違えは「冷え」が引き金?意外な関係性とは】

朝起きたときに突然首が動かない。
「寝違え」は多くの人が経験する症状ですが、実はその原因の一つに“冷え”が深く関わっていることをご存じでしょうか?

寝違えの本当の原因

一般的に寝違えは、「寝ている間の姿勢の悪さ」や「首の筋肉のこわばり」で起こるとされます。
しかし、表面的な要因だけでなく、体の深部が冷えて血流が滞った結果、筋肉や神経が硬直することが根本にある場合も多いのです。

寝ている間、人の体温は下がります。
特に首・肩・背中は、寝具やエアコンの風などの影響を受けやすく、冷えによって筋肉が収縮し、血流が悪化します。
すると、首周囲の筋肉に“酸欠”状態が起こり、目覚めた瞬間に痛みや可動制限として現れるのです。

「冷え」がもたらす筋肉と神経のトラブル

冷えによって血管が収縮すると、筋肉や神経に必要な酸素と栄養が届かなくなります。
これが続くと、筋繊維の一部が硬く固まり、「コリの芯」が形成されます。
その状態で寝返りや首の回転を行うと、わずかな動きでも筋膜や神経が引きつり、激しい痛みを伴う寝違えを引き起こします。

また、冷えは自律神経のバランスも崩し、特に交感神経が優位になると筋肉は常に緊張状態に。
この“休めない首”が続くことで、再発や慢性化にもつながります。

睡眠環境と体の冷えの関係

寝違えを繰り返す方の多くに共通しているのが、睡眠時の環境要因です。
・冷房の直風が首や肩に当たる
・薄着・通気性の良すぎる寝具
・枕の高さが合わず、筋肉が張りやすい姿勢

これらは一晩のうちに体を冷やし、血流を阻害する原因になります。

ルート治療による根本的な改善

当院の「ルート治療」では、単なるマッサージでは届かない深層の筋肉や神経のコリに直接アプローチします。
寝違えの根本には、首から背中・肩甲骨・腰へと続く“コリのルート”が潜んでいることが多く、そこに鍼で刺激を与えることで、滞った血流と神経の通りを回復させます。

また、冷えによって働きが鈍くなっている自律神経にも作用し、筋肉の緊張をゆるめながら、再発しにくい体質へ導いていきます。

予防とセルフケア

・就寝時は首元を冷やさないようタオルやストールで保温
・お風呂で肩甲骨まわりをしっかり温める
・寝る前のストレッチや深呼吸で血流促進
・長時間のスマホ・パソコン姿勢を避ける

冷えは「感じにくい冷え」も多く、特に女性やデスクワークの方は慢性的な血行不良が隠れています。

まとめ

寝違えは単なる「寝相の問題」ではなく、冷えと血流の停滞が引き金になることも多い症状です。
ルート治療で深層から巡りを整えることで、痛みの解消だけでなく、冷えに強い体質へと導けます。
「朝起きるとまた首が痛い…」そんな悩みを繰り返さないために、今こそ身体の奥から整えていきましょう。

ルート治療、ルート鍼、寝違え、首コリ、肩こり、福岡市南区

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